by mi8_bluesnow
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2010年 07月 08日
少し爽やかだった、木曜日。
仕事終わって池袋。 このところ毎週参加している、イチバン大切な本の勉強会。 その帰りは、前から気になっていた、ラーメン屋で、つけめん。 …21時過ぎだから…食べたら体重が、とか考えながら、・・・大盛り。 しかも、結局スープ割まで頼んでしまった! 胡麻の風味が、優しくて美味しかったなぁ~。池袋へ行く楽しみが増えました!! 勉強会では、僕が自助グループにつながる頃の、母との関係を話す時間を頂きました。 ギャンブルが止められない、とか、依存症者本人を手放したくても手放せないとか・・・。 でも、なんで止められないんだろう。手放せないんだろう。 それなのに、なんで止める事ができたんだろう。なんで手放せたんだろう。 4年前、僕が自助グループに参加するきっかけは、母親の今までとは違う行動だった。 その当時、僕は3つ目の会社をクビになった。入社して、たった5カ月弱。 クビになった後、何を始めたかというと、4つ目の会社の就職活動。 今までの借金。示談金。親には内緒の借金。横領金を立替えてくれた妹への罪悪感。 「仕事しなきゃ、借金返せない!」「どんな仕事でもいい。今度こそやり直す!」 母親も、初めは同じ考えだったが、数日後、一変した。 「次の会社に入って、またパチンコするのか。また金を盗むのか。もう仕事するな!」 「なんでだよ!はじめは就職しろって言ってたじゃないか!」 「そりゃあ、俺が全部悪いよ!でも今度こそって言ってるのに、なんで信じてくれないの?」 僕は、「分かってくれない」母親への恨みがエンジンとなり、 訳が分からないほど、いろんな相談機関へ電話を掛けまくった。 そんな電話の中で、自助グループを紹介して頂き、参加することが出来た。 「今晩、あなたの住んでいる地区で、ミーティングがありますから行かれてはどうですか?」 ・・・あの時の、母親の言葉。 表面的な出来事のみに目を向けるなら、それは‘手放す’という事になるのかもしれない。 しかし、本質は、その表面的な部分には存在しないと感じる。 あの時、母親自身が、どうにもならなくなって、その瞬間に「何かを捨てた」、という事。 その気持ちが「もう仕事なんかするな!」という言葉に出てきた。 それまでは、何とか立ち直ってくれよと、再就職の候補まで探してくれた事もあった。 僕がクビなっても、借金しても、「男から仕事を取ったらどうなるの。」という考えがあった。 その母親が、清水の舞台から飛び降りるかのごとく。 ・・・もう言うしかなかった。「お前は、一生仕事するな。」と。 まぁ、母親に直接聞いた部分と、憶測の部分が交じっているので。ごめんなさい。 ただ、似ている。依存症本人のココロの動き~行動に似ている。 母の言葉のおかげで、僕も、やっと捨てる事ができた。 ギャンブルの問題に目を向けずに人生をやり直そうという誤った考え方、を。 ギャンブルを始めて12年間。 何回も借金をし、その都度「もう、しません!」と土下座をし、 会社をクビになるたび、役員を前に土下座をし、 警察の取り調べ室で、調書に指紋を押し、警察官の言葉に涙を流しても。 僕は、そんな事ではギャンブルを止められなかった。 母親の行動のおかげで、僕は必要な行動をすることができ、今に至る。 「ギャンブルを止めればいいじゃん!」とか「自助グループに参加しなさい!」とか、 「依存症本人を突き放しなさい!」とか「一切連絡をとっちゃダメ!」とか・・・。 表面的な行動に、とらわれてしまうと、グルグルの渦にはまり込んでしまう。 問題は、シンプルだった。 「このままじゃ、ダメだ。他のやり方をやってみよう。」 イチバン大切な本のサブテキスト的本によると、それだけでも‘無力’を認めた事になる。 まさに、ステップ1。 もちろん、あの時、母も僕も、ステップをやっていた訳じゃないけれど、 どうにもならない状況の中、彼女の中の何かを捨てざるを得なくなった。 その結果、僕にいわば最後通告を突き付ける勇気が、入り込んできたのだと感じる。 なぜ、そんな事が、言えるのか。 その後、ギャンブルを止めているのに、生きる事に行き詰り、 毎日死にたいと、もがき苦しんでいた、その時、眼の前に現れた、回復者たち。 自分の人生の指揮を自分ですることを諦めた時から、僕の人生が変わった。 ステップに繋がり、自分の理解する神様が、そばにずっといてくれたんだという感覚を知る。 「このままじゃダメだ」と感じた時に、眼の前に現れた救いの手をギュッとつかむ事できた。 もし、その手をつかむ事をしなかったら・・・。どうなっていただろう。 それは、多くの仲間が、示してくれている。 ・・・ステップの考え方は、生き方全てに有効だ。 つけめんを21時過ぎに食べたら太るかも・・・。しかし、食べてしまった!!!! ・・・今度は、勉強会前に食べよう・・・。 ありがとう!!!!!
by mi8_bluesnow
| 2010-07-08 23:59
| 日記
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