by mi8_bluesnow
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2011年 12月 12日
風邪、月曜日。 夏前に急性胃腸炎でダウンしてから半年間、 バリバリやって来ましたが、年の瀬直前、ちょっと休憩かも。 昨日は、明治大学へ。 「ヒューマンライブラリー」というイベントへ参加しました。 人を借りる図書館、という発想。 僕も、一冊の本。 ハードカバーなんだか、新書本なんだか、大衆雑誌なんだか。 自身の経験を、借り手の方にお話しする、密度の濃い時間。 本だから、ある程度の章立てがあれば良いのだけれど、 喋りだしたら止まらない、コントロール不能者。 ただ、昨年より、借り手の呼吸とシンクロできたのは、 奈良に来て学んだ、アクティブリスニングの賜物。 一応、アディクションカウンセラーなわけで。 本として登場する方たちは、前回とほぼ同じ。 一年ぶりにお見かけする姿。 日頃、ギャンブル依存の当事者グループの中にいたり、 その周辺をウロウロしている僕にとって、 このような機会は、視野を思いっきり広くしてくれる。 そして、自身がギャンブルに問題が無い、やった事すらない。 家族の誰かに、そのような問題をもつ人が誰もいない。 そういった人たちに、話をする機会も、思いっきり貴重。 理解してほしい、のではなく。 理解されない事もあるんだ、という事を理解したい。 このイベントに出た感想は、昨年同様、そんな感じです。 僕は、借金を重ねて、両親や友人をはじめ多くの人を巻き込んできた。 嘘をつき、信頼を裏切り、多くの人を傷つけてきた。 窃盗や横領をして、犯罪者になった。 事実。 これは、事実だ。 その出来事のひとつひとつ。 しかし、僕は、そのひとつひとつの現象の奥を見る必要があった。 現象の奥を見る行動。 ギャンブルに対する無力。依存症という病気。 それは時として「事実から逃げている」「病気に逃げている」と捉えられる。 当たり前の感想。 ただ、現象のみを見ているうちは、僕のギャンブルは全く止まらなかった。 病気と認め、病気の対応を始めると、僕のギャンブルは止まった。 そして、これまで起こしてきた事実に、向き合い始める事ができた。 自分は、どうしたいのか? 自分は、いま辛いのか? 理解を超えたところに、解決策がある。 それを手に取るのは、他人ではなく自分だ。 言葉を語る以前に、その生きざまを。 理解されるよりは、理解することを。 僕は、この生き方を続けて行きたい。 ありがとう!!!!
by mi8_bluesnow
| 2011-12-12 19:00
| 日記
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