by mi8_bluesnow
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2009年 06月 05日
木曜日の夕方。 以前より関わりのある、某施設の会議がスタートするのを待ちながら、 買ったばかりのケータイ内蔵カメラで1枚。 まだまだ時間があるので、バッグから、一番大切な本を取り出します。 会議の後、21時過ぎにギャンブルに問題を持つ仲間と会う約束をしていたので、 少しばかり‘復習’の意味も兼ねて読んでました。 「成長するには、どこかで始めなければならなかった。」 約束をした仲間は、ギャンブルをやらない生活を半年続けている中、 どうして生きていけばいいのか分からない、と、 先週のミーティングで、話をしてくれました。 ギャンブルを止める・・・、正確には、止めざるを得なくなるのですが、 その行動だけで、確かに、変わります。確かに。 借金をしなくなる、電気ガス水道が停止されずにすむ、食事がキチンと取れる、 ほったらかしの虫歯を治療する事が出来る、カネやモノを盗まなくなる、 今まで気に留めなかった風景に目がいくようになる、仕事をクビにならない。 確かに、大切なこと、だと思います。そして派手。分かりやすい。他の人の目にも。 ただ、これだけの事を体験して・・・、どうだった? 僕は、少なくとも僕は、何も変わらなかった。 心の中は、いつでも満たされなかった。ギャンブル真っ最中の時と同じように。 よく、ギャンブルを止めて変わった点として、「ウソを付かなくなった」と聞きます。 僕もミーティングでは、同じような事を言っていたけれど・・・、そんな事はなかった。 自尊心の低さや不誠実な行動を、恐れや恨みにすり替え、自分を見つめない。 周りの仲間との‘回復レース’に勝つための、偽りの穏やかさアピール。 そして、心の未熟さにフタをして、派手で分かりやすい回復アピールに専念する。 目に見える、手元の状況の変化だけを追い求め、嘘だらけの心はほったらかし。 そりゃあ、行き詰るよ。今ならそう思えます。 「必要な力が無かった」 敗北を認めた僕の目の前に、ずーっとシカトし続けた道具一式がありました。 変える必要があるのは、目に見える、手元の状況なんかじゃなかった。 深い、コアな部分。自分の生き方の根幹にかかわる部分だった。 自分の力では、どうにもできない部分が病んでいた、事実。 夜、仲間との会話は、12時近くとだいぶ遅くまで。 ギャンブルをやめてもなお苦しむ彼に対して、僕は、僕の体験談を話しました。 自分の問題、その解決策、それをやった結果、僕の身に起きた事。 話戻って夕方。 大切な本の一節。 「成長するには、どこかで始めなければならなかった。」 すると、窓の外、曇り空の隙間から、太陽が顔を覗かせました。 これでいいんだ。僕はこの生き方をするんだ。 色々なところで、職場でも、関わりのある某団体でも、仲間にも、 何ら変わることなく、自分を道具として捧げる。 そして、その向こうに見える、幸せ。 これで、いいんだ。 ありがとう!!!!!
by mi8_bluesnow
| 2009-06-05 23:55
| 日記
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