by mi8_bluesnow
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2010年 03月 02日
火曜日。
朝、駅を降り、事務所のドアの前。 中に入るのを、少しためらった。昨日の大ミス。 今日一日、出来る事は何か? 事務所の仕事の流れの中に、僕を捧げるにはどうすればいいのか? ミスの原因、その対策、そしてリカバーの行動。 ドアを開け、夕方まで。 所長は、黙々と色んな案件を片付けていく。 ミスを起こした申請は、銀行との絡みがあり取り下げる訳にはいかないので、 数日後に申請が完了した後で、そのミスを更正する為の申請をする。 それまでは、どうにもできない。 所長は、黙々とそれ以外の案件を片付けていく。 ひとつの事に、とらわれていると、他の事が目に入らない。 仕事の事だけじゃない。 通勤時に隣の人と肩がぶつかったり、イヤホンから音が漏れていたりすると、 以前の僕は、もうそれだけで、一日じゅう怒りを引っ張っていた。 気にくわない奴の、イヤなところを見つけると、実はその他の99%が良くても、 残りの1%を100倍にして、アイツはイヤな奴だと決めつける。 本当はギャンブルが問題なのに、手放したくないものだから、 お金の問題にしてみたり、他に趣味を持とうと、事の本質から目をそらす。 「このやり方ではだめだ、やり方を変えてみよう」という気持ちにならない限り、 延々と、この生き方は続いていくんだろう。僕は、そんな生き方はイヤだ。 あ、そういえば、ヤホーに、似たような記事が載っていた。 英文を読む時、ひとつの単語の意味を調べるのに、延々時間をかけていたら・・・。 仕事帰り、電車を乗り継ぎ、神谷町。アルコールの自助グループに参加。 以前、ヤングミーティングに参加していた時、希望をいっぱいもらった仲間に お願いしたい事があって、久しぶりにタワーのふもとの教会へ。 ミーティングは、イチバン大切な本の読み合わせ。 霊的な「ごっこ」、というフレーズに反応した、多くの仲間。 僕自身も、頭をポリポリ・・・。ほんと、そうだよな。 ステップを手渡される以前、ギャンブルとアルコールを止めただけの僕は、 ステップミーティングに出ては、オレ流ステップをまくしたてた。 「ステップ9って、こんな感じだと思うんですよね~。」 仲間に負けたくなかった。だから、読み込んで、解釈して。 鎧。僕は、重々しい鎧を着込んでいった。 おととしの、1月。 代々木で開かれた、ステップセミナー。 重々しい鎧を着込んで参加した僕は、愕然とした。 その時、止めはじめて1年半。施設も終了し、一人暮らしも始まり、 回復と言えば、まさに僕の事と、マジで思っていた、そんな頃。 ステップを実践している仲間の話。 他に何名もの仲間が話をしてはいたが、二人の仲間の話に、ドギモを抜かれた。 回復という意味を、根底から覆された。瞬間。 施設という枠で、そして自助グループという枠でしか生きていられない、自分。 イゴゴチが良かった。サービスもやっているつもりだった。 しかし、それは、自尊心を満たす為の、利己的な行動に他ならなかったし、 しまいには、施設のOBである事に酔っ払い、 自助グループを居酒屋かパチンコ屋のように使っていた。 ・・・覆されたあと、ステップに縋りつくまで、それから10ヶ月かかりましたが。 ステップを一通り手渡してもらい、この生き方でいいんだと、確信を得させてもらった。 しかし、そこで手を止めたら、僕は簡単に途をそれていく。 何度も経験した。 「ごっこ」に戻るのは簡単だ。 ミーティングの帰り、僕のドギモを抜いてくれた仲間と、初めて話させてもらった。 なんだろう、あこがれのトップスターと話すような緊張の感覚。 「ドギモを抜かれて良かったじゃないか。」という感じの事を関西弁で言ってくれた。 その後、「どうせパチンコの後で飲んでいただろっ!アル中だろ!」と言われ笑った。 シンプルだ。とっても明快だ。 僕は、昨秋の某集会で、彼のマネをしようとした。結果、参加していた母を傷つけた。 彼は、頭は雲の上かもしれないが、両足はしっかり大地をとらえている。 僕は、雲の上に乗っかっていた。 成長したい。 霊的な事に限らず「ごっこ」で失敗して、 その都度「このやり方ではだめだ、やり方を変えてみよう」と降参し、 成長への途を歩ませてもらう。 この生き方に、出会えてよかった。 ありがとう!!!!!!
by mi8_bluesnow
| 2010-03-02 23:40
| 日記
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