by mi8_bluesnow
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2010年 03月 06日
3月6日。きょうも、さむかった、土曜日。
出勤日ではないのですが、同じ時間に電車に乗り、職場最寄りの駅へ。 髪を切りに、馴染みの店へ。 家の近くではなく、職場近くに馴染みがあるのは、単純な理由。 ここのカットが気に入ったからです。 あと、この店は、男性のフェイスケアをかなり前からやっていて、 しかも、料金に比べてタップリ時間を掛けてくれるのです!!!! カットせず、エステのみで店に行く人もいるそうです。 僕と同年代の店長が、いろいろ工夫してやっています。 しかし、この店、美容室ではなく、理髪店。 その敷居の低さ(美容室だって、今では入り易いですが)。親近感。 その割にカットも良し、フェイスエステも充実。 行きはじめた2年半前は、どこから見ても、普通のトコヤ。 内装は70年代。椅子は昔の感じ。もちろん、洗髪は前かがみ。 いま思い出すと笑っちゃうのが、エステ中のサービス。 ヒーリングミュージックを流してくれます。店のコンポから。 エステが終わります。・・・すると店長のオヤジさんがコンポのスイッチを切り替え、 店には一転、ジャイアンツナイターが流れます。 このコントラスト!そりゃそうだ。ここは、メンズTBCではなく街のトコヤだ。 その後、数か月後に、全面的な改装工事に入りました。 改装後は、横文字の店名。最新の機種。 僕個人的には、綺麗になって、椅子も変わって、いいなぁとは思いましたが、 あの店長のオヤジさんは、今までの格好からガラリと変わり、 カジュアルなシャツに、チノパン。そして釣りバンド。 「ひょっとして、無理やり着せられているのかな?」そんな事、思いました。 巷では、1000円の理髪店が流行っていますが、 この馴染みの店は、ほとんど影響が無いとのこと。 なんとなく、わかる気がします。 居心地がいい。カットもサービスも良いけど、居心地。 3つある散髪椅子のひとつに、おばあちゃんが座っていて、 オヤジさんが髪を切っていました。 「店は、ガラリと変わったんだけど、昔からのお客さんはずっと来てくれるんです。」 ココロ、なんだ。 店がどんなに変わろうと、オヤジさんの持つココロが、お客を引きつける。 もう、店ではジャイアンツナイターは流せないだろうけど。お客は来る。 逆も、言える。 ステップに生きる以前の僕は、自分の手元の状況を変えようと必死だった。 確かに変わった。ギャンブルやアルコールを使っていないだけで、お金は貯まった。 買いたいものを手に入れ、食べたい物を食べ、資格も取った、旅行にも行った。 家賃も払っている。公共料金も税金も払っている。 大事な事。それも大切な事ではある。しかし、僕はそれだけだった。 それが回復だと思っていたから、どんどんハードルを上げる。 周りの仲間が、追い付いてくる事を恐れて。次はあれを買う、あの資格だ! キリが無くなっていった。まさに強迫観念。 「オレ、こんな事している場合なんだろうか?」追い打ちをかける、過去の罪悪感。 手元の状況は変わっていっても、僕のココロはミジメさを増すばかり。 その頃、よく思っていた。「なーんで、スポンサーお願いしますって来ねえんだよ!」 来るわけ無い。 先月、もう1ヶ月も経ったのか・・・。奈良でのワークショップ。 アメリカ人の講師が言った。 「カッコいい髪型の人には、それって何処で切ったのって尋ねますよね。」 裏を返せば、ダサい髪型の人に、その髪を切った店なんか聞かない。 希望のメッセージを、相手がどう受け止めるのかは無力だけど、 僕に出来る事はある。 それは、今日一日の分量、神様の導きを誠実に生きる事。 ありがとう!!!!!!
by mi8_bluesnow
| 2010-03-06 23:58
| 日記
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