by mi8_bluesnow
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2012年 07月 30日
左手が、誇らしいな。月曜日。 プレゼントにお願いしたのは、腕時計。 先週の金曜日。仕事を終え、新幹線に飛び乗り、向かう。 日付が変わる、ギリギリで。 テーブルには花。 そして、大好きなお店の、美味しそうなケーキ。 いつも忙しいのに、ここまで準備してくれるなんて。 「本当に、いいのかな。」 この僕が、こんなにも大きな幸せを受け取って・・・。 「もちろんだよ。誕生日おめでとう!」 つい、口からでた。自分をいじめる言葉。 ちょっと、恥ずかしかった。 「そうだよね・・・。本当に、ありがとう!!」 ずっと、卑屈だったな。僕の人生は。 自分をいじめ続けてきたな。 僕は、不器用で、運動音痴で。 真面目しか取り柄がない、面白くない人間で。 小さな頃から、そう言われ続けた。 だから、本当にそうだと、思い込むしかほか無かった。 色々な事から、しり込みを続け、自分をいじめ続け。 そんな僕が、ギャンブルやアルコール依存で、 多くの人を傷つけてきたのだから・・・、 もう、幸せになんか、なれるわけない。 愛されることは、ない。 生きているのに、死んでいるって。 どんなに、惨めなことだろう。 僕は、38歳で。 6歳で。 3歳半だ。 かつて、依存対象を使うことで、自分を傷つけてきた。 黒々とした死の淵に、自身を追いやろうとした。 ギャンブルとアルコールが止まったのが、6年前。 しかし、それらが止まっても、自分をいじめていた。 止まっているのに、死の淵へ追いやろうとしていた。 依存対象が使えない分、卑屈さに輪をかけ、不幸に酔った。 良い生き方を手にした仲間に、「ムカつく。スリップしろ」と、 妬ましさを撒き散らしていた、僕の、精神年齢・・・。 そんな僕が、僕自身に「これで、いいのだ。」と声をかけ、 正々堂々と人生を歩むことができるとは。 3年半前・・・。僕の中の時計が、やっと動き出した。 そして、さらに。 道のりの途中。 僕よりも、さらに堂々と、自身の人生を歩む仲間に出会い、 その仲間から、教えられた。 「自分を愛する」という事の、素晴らしさを。 それは、僕にもできる、という事を。 そして、その責任は、自身にあるのだという真実を。 12ステッププログラムから貰ったのは、愛だ。 ひとつ、ひとつ、殻を破っていく。 こんなのできっこしない、圧倒的なスピードの仕事に取組み、 依存症という言葉を逃げ口上にしない、立ち居振る舞いをし、 過去に対しても、出来る限りの責任を取り続けている。 運動音痴の僕には無理だと思っていたダイビングに挑戦し、 頭の中で想像したことも無かった大型バイクの免許を取り、 仕事の内外で多くの人と繋がり、昔の友人とも再び繋がった。 社会に戻り、家族に戻り、自分の人生を取り戻した。 しかも、とんでもなく、素晴らしい人生を。 自分に誇りをもち、人生を力強く歩む。 僕には、可能性がある。 チャレンジして、結果を受け入れ、そして次へ。 卑屈な感情を、奥へと押し込める人間が。 自分の可能性を、勝手に縮める人間が。 誰よりもそばにいる、自分自身を愛せない人間が。 あなたを愛せるわけがない。 とんでもなく素晴らしい人生のなかで。 僕は、とんでもなく素晴らしい人と出会った。 自分の殻を打ち破った先で、あなたと出会った。 時を、刻む。 僕の、あなたの、それぞれの腕が。 その時を、もし、止めてしまう力があるならば、 それは、かつて僕自身に対してそうであった、卑屈さだろう。 その時を、止めない。 自分の事を愛している。 だから、真正面から、堂々と言える。 あなたの事を、愛していると。 この人生を。 ありがとう!!!!!
by mi8_bluesnow
| 2012-07-30 23:58
| 日記
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