by mi8_bluesnow
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2012年 12月 21日
ぬれると、つめたい。金曜日。 今年も押し迫ってきました。 季節とは関係なく、いつだって忙しい仕事ですが、 今の時期の雰囲気が・・・そう、年末という雰囲気が、 なぜか、この忙しさを何倍にも強く感じさせるのです。 全てを、投げうつ訳でもなく、ひとりで抱え込む訳でもない。 4年前の、ちょうどこの季節に、手にした道具。 12ステップという道具の、本領発揮です。 基本的に、面倒くさがりです。 いまだに、そうです。 リスクを取らず、実だけ取りたい。いい恰好をしたいです。 常に、ギャップがうまれました。 理想の方にばかり目が行くので、自分がどこにいるのか、 その足もとを見ないから、理想までの距離が分からなかった。 分からないから、何をやっていいかもわからない。 とりあえず、通りいっぺん、何かわからないけどやる。 それは方向性がずれているけど、行動してるには違いない。 時には、一歩も足が出ないこともある。 そんなだから、結局、何も変わらない。 そのうち、そんな変わらない人生を、他人事のように、見つめる。 自分の理想する生き方は、頭の中であり、自らの身体ではない。 人生から退き、周囲から離れ、そんな自分を慰める、 ギャンブル、アルコール、一瞬だけの人。 借金しても、クビになっても、捕まっても。 右往左往するのは周りばかりだった。 で、自分の口から出るのは、謝罪ではなく、 右往左往してくれている人への、恨み。 責任とれない人生。 そのくせして、他人の事は色々と言った。 やたらと心配したり、やたらと人のせいにしたり。 実にうすっぺらだった。 自分の人生をつまらないものにしている。 その反動が他人へと向かった。 それでまた、周囲から離れていく・・・・・・。 ギャンブルやアルコールを止めても、 「どうすれば親からよく見られるか?」 「施設のスタッフに認められるには、何を喋るといいか?」 「どんな職業だと、他の自助メンバーの上を行くか?」 やっぱりピントはずれな自分だった。 まず、自分がやることは、ギャンブルやアルコールを 止めることだったし、そこからじゃないと何も始まらなかった。 止める時間の中で、自身の生きづらさに気付いたから。 苦しくて、ステップに縋り付いて、他人事の人生に気付いた。 人の事を心配しようにも、実にうすっぺらな自分に気付いた。 愚直に、きちんと足もとを見て、それから、向こうを見る。 その距離を歩むのは、他人じゃなく、自分だ。 ステップがきっかけで、責任を取る生き方をはじめ、 奈良に来て、それがパワーアップした。 僕はやっと気づいた。 周りの人とのかかわりの大切さ。 それは、ものすごく貴重だという事。 だから、僕も、その人に何かしたい。 助けられた。ものすごく助けられている。 自分が、自身の生き方に責任をもって歩むとき、 本当に周りの助けが必要なんだ。 うすっぺらな生き方の時は、その生き方を続けるために、 他人を利用するだけだった。 今は違う。だから、とことん関わる。とことん繋がる。 「誰かが何とかしてくれる。」 それは、自身が、もう、これ以上無い所まで努力した先に、 神様から与えられるギフトのようなものじゃないか。 そして、他の人が助けを求めるとき、 自分は、自分の手にしているものを、何とかして使う。 その繰り返しで、僕はどうにか、歩むことができる。 自分の、人生を。 ありがとう。
by mi8_bluesnow
| 2012-12-21 23:30
| 日記
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