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2009年 06月 30日
昨日は、午後から仕事で初めて湘南地区の某駅へ行ってきました。
重要な書類を、ある役所に提出する仕事・・・、 時として、提出の為に必要な金銭を持ち歩く事があります。 かなりビビりました、初めのうちは。 重要な仕事を任せてもらえる喜びより、強迫的ギャンブルがもとで、 金銭的にも大きな問題を巻き起こした僕が、こんな事やっていいのか? 今は、ビビらない、かといって流れ作業のようにお金を持ち運ぶ訳でもない。 お客の権利や財産を第一に考え、それを守る所長の、サポートをする。 それが僕の役割で、その役割を今日一日誠実に行っていく中で、 成長のきっかけ、そして喜びを与えてもらっているような実感があります。 仕事が終わり、東京は人形町方面へ直行。 夜から、強迫的ギャンブラーの家族や友人達の自助グループで、 1時間15分と長い時間(本当は1時間だったんだけど。ごめんなさい!) 僕の体験談をお話しさせてもらいました。 今回、スピーカーの話を持ってきてくれた仲間からは、 「埋め合わせの話を中心に・・・」とのオーダーがあったので、 会場最寄りの駅に向かう電車内で、幾つか思い起こしました、が・・・。 「これはしゃべった方がいいかな?」「あれ、細かく思い出せないぞ!」 そして、 「こんな埋め合わせで、インパクトあるのかな(!?)」 始まりました。僕の欠点のパターンが。 本人以外の、それも自助グループの中で話すのは、初めてのこと。 しかも、親の立場でしょ、 僕の中の、「お母さんに認められたい」「褒められたい」があふれ出そうになります。 そして・・・、 「会話の部分、思い出せないから、作っちゃおうかな。」 これは、ヤバい。 「神様、私の自分勝手な考えを取り除いてください。あなたにとって、仲間にとって 僕がより良い道具、役に立つ人間でいられるよう、導きを与えてください。」 祈りの後、スポンサーにメール。 「誰だって緊張するよ。背伸びせずありのままで!!!」 そりゃ、そうだ。 昔の僕は、いつだって、認められたい欲求を周囲に押しつけまくり、 思い通りにならない、満たされないと、恨んだり、恐れたり、 その繰り返しで、どんどん孤独になり、 結果、不健全なもので、自分を満たそうという行動に結び付いてきた。 僕は、今、自分の持っているものを、誠実にできる限り手渡す事だけだ。 自分の体験談を話し終え、60人を超える仲間みんなで分かち合い、 僕は、大きな贈り物を、戴きました。 考えもしなかった、家族や友人の自助グループの仲間との「仲間意識」。 同じだ。そう思いました。同じ、回復を目指す、仲間でした。 表に出る症状は、もちろん違えど、 不健全なもの、不健全な関わりで、自分を満たそうとしていました。 ・・・僕は、すぐ、寄り道をします。迂回をします。 それは、人生の「ちょっと一息」の範疇を超えた、自分を苦しめる生き方。 だから、僕にはステップが必要です。 「会話の部分、思い出せないから、作っちゃおうかな。」 途をそれてしまいそうな、嫌な予感、そして祈り、 自分の理解する神に導きを与えてもらった通りに、歩いて得た喜び。 これはうまくいく。 僕にとって、一番大切な本に書かれている、そのまんまが起こります。 行動、結果、確信。だから、どんな時も使います。 ありがとう!!!!! ■
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by mi8_bluesnow
| 2009-06-30 11:55
| 日記
2009年 06月 28日
土曜日、午後から某所にてミーティングの司会、夜は駒場東大。
僕自身が3年前、ギャンブルの自助グループに繋がった、そのグループで、 仲間のバースデーに参加させてもらいました。 12ステップを手に取り、自分の問題に対する解決の途を確信し、 そのメッセージを、今苦しんでいる強迫的ギャンブラーに運んでいる。 同じ仲間のメッセージから勇気を貰いました。 そして、初めて来た仲間、久し振りに来た仲間、家族の立場の仲間、 それぞれの話を聞く事ができ、振り返りのきっかけを貰いました。 3年前の7月上旬、昨晩と同じ会場で、赤色のキーチェーンを貰いました。 隣には、母親。三十を過ぎた男が、何で母親付き添いなんだよ。かっこ悪い。 初めて、自助グループにつながった時、僕の頭の中には、この言葉ばかり。 隣で涙する母親を横目に、怒りの感情が煮えたぎっていました。 「かわいそうな息子、オレはこんな母親の息子だよ!」 それから数週間後、僕は回復施設に入所し、親との音信を絶つ事になります。 埋め合わせ。 ギャンブルをやってない中、周りの仲間とのパワーゲームに酔いを求めていた僕。 全てが、周りの仲間との勝負に勝ちたい、その動機が支配します。 僕は、3年、止め始めて一つの区切りの3年を機に、親と会うつもりでいました。 ただ、その動機は、「他の仲間も会い始めているから。」「親と会う事が回復なんだ。」 この時点で、ステップをやっていなかった僕は、親との再会も勝負のネタでした。 じゃあ、勝負に勝ちたいため、親に会ったか?怖くて会うことは出来ませんでした。 「いつか、会う機会を与えられる」 そんな風に、自分で勝手に作り上げた、神様の意思を振りかざし、 てっとり早く分かりやすい、モノやカネでの‘回復アピール’に突き進みました。 怖かったんです。 今さら、受け入れてくれるはずがない。怒っているだろう。 もしかしたら、母親は死んでしまったかもしれない。 たとえ・・・、死んでなくても・・・。 その後、行き詰まりの中、すがりついた12ステップ。 ステップ4、5で明らかになった、親、特に母親に対する欠点の現れ方。 認めてほしい、褒めてほしい、兄弟と違ってお前はすごいねと言ってほしい。 そんな独りよがりの気持ちを子供の時から、小、中、高、大。 年齢的には大人になり、社会人になった後も、ずっと押し付けてきた。 親から思った通りの反応が返ってこないと、恨んで、怒った。 でも、僕は、親に対してどうだったんだろうか・・・? 言える事だけ喋って、都合の悪い部分は言わない。 塾や通信教育にお金を掛けてもらっても、ほとんどサボっていた。 お金さえ出してくれれば、その他は必要のない存在だった。 不誠実な関わり、それを、思った通りにしてくれない恨みや恐れにすり替える生き方。 ステップ6と7を経て示された途は、自分の欠点を両親に対し、謝ることでした。 ステップをやっていなかった時の「両親に会う」という事、 ステップをやる中で与えられた「両親に会う」という事、 同じ行為だけど、心が違う。 ステップをやって、その通りに埋め合わせをする中で感じた事です。 明日の夜は、家族の会のミーティングにて、 埋め合わせの部分を中心に、僕の体験談をお話させて頂きます。 もし、ステップをやらないまま、「埋め合わせ」をしたら・・・、 別に、何にも話す事なんて無いです。恨みや恐れは、そのまんまだから。 この3年間のあいだに、ステップを使わない生き方、 ステップを使う生き方、双方を経験する事が出来た事に感謝します。 なぜなら、この生き方がいいと、実感できたから。 ありがとう!!!! ■
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by mi8_bluesnow
| 2009-06-28 13:12
| 日記
2009年 06月 26日
欠点。ギャンブルやお酒に手を出す、ずっと前からあったもの。
周りのトラブルに対して、異常な関心を示すところ。 自分の現状・・・、自分で巻き起こした目の前の状況を見たくないから、 トラブルを見て、そのトラブルを精神的な酔いのネタにしました。 スト決行か、スト回避か? 昨日の夜から、鉄道会社のホームページを見入っていました。 トラブルを待望する僕自身の欠点、 ストになったら、自分だって通勤に困ってしまうのにもかかわらず、 代替通勤手段を考えずにネットに没頭する、この病的な感じ!! ステップ4、5を通して欠点の発生パターンやその本質を探り、 その後のステップ6で、心からイヤだと思い、 更にその後に続くステップにて、それらを取り除くため、トライ! これらの行程が無かったら、・・・半年前までの僕なら・・・、 きっと酔っぱらったまま、ネットに没頭したまま、 次の日は朝から右往左往し、寝不足で仕事もままならなかったでしょう。 そんな状況から切り返して、一応、次の日の準備。 最悪ストになった時のルートを決めて寝る事にしました。 検索ソフトを使って、分かった事。 1)アパート→隣の駅までチャリ→F駅で乗り換え→職場方面へ 2)アパート→隣の駅までチャリ→S駅で地下鉄→T駅乗り換え→職場方面へ 3)アパート→最寄駅からバス→TB駅から地下鉄→T駅乗り換え→職場方面へ 時間や料金を度外視したら、もっともっと代替ルートは出てきます。 でも出発するのは、今、僕がいるアパートから。 そして、会社に行くため、職場の最寄駅へと向う。 ステップ2。 ギャンブルとお酒を使って生きていた僕にとって、 神様なんて、肯定も否定もしない。そんなの、どうでもいい存在。 そんな僕にとって、ステップ2はとんでもないハードルでした。 アディクションを使わない生活の中で、行き詰って、ステップを手渡しもらい 始めたばかりなのに・・・。いきなりの難関だと、勝手に恐れてました。 「信じてみようという、気持ちはありますか?」 自分にとって一番大切な本の言葉、そして目の前にいるスポンサーの言葉。 「はい、それなら、できます。」めちゃくちゃ救われた瞬間でした。 考えてみたら、それまで都合のいい時しか神様を登場させなかった自分。 (勝ちますように。逮捕されませんように。誰かが肩代わりしますように。) そんな僕が、シード選手のような位置からスタートできるわけがない。 今、いる、この立ち位置から始めるしかありませんでした。 そして、これまでアディクションの問題を解決してきた人達の方法を、 僕もスポンサーの手助けを得て、1から順番にやっていきました。 僕は生きています。その日、その時、様々な状況の中で。 たまに途を外れそうになります。 しかし、その日一日、神が指し示してくれる方向の中で、生きていく事の安心感。 その途を、精一杯歩くこと。・・・証をすることで、与えられる安心感。 だからこそ、様々な場所で、自信をもって自分を差し出す事ができる。 一度、この安心感を味わったら、昔の生き方より、今の生き方を続けたいと感じる。 理屈じゃない。行動する中で、感じさせてもらったものです。 ありがとう!!!! ■
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by mi8_bluesnow
| 2009-06-26 23:09
| 日記
2009年 06月 23日
3年前の6月22日。
その日も仕事なんか手に付かず、夕方以降の計画に夢中でした。 ギャンブルやって、あの遊びをして、飲み屋に行って・・・。 定時で会社を出ようとした時、上司から呼ばれました。 「ばれたか。」 即座に思いました。 違う階の奥にある会議室に入ると、役員が待っていました。 上司と役員に問いただされ、横領の事実を話しました。 頭の上、天井がグルグルと回ります。「俺、また同じ事やってるよ。」 6月22日の夜も、次の日も、その次の日も、 僕は、職場を定時で飛び出し、あるいは仕事中に、時にはサボって、 ギャンブル、酒、夜遊びの日々を続けていたのかもしれません。 いつか返すんだからと、会社のカネを掴んで。 どのくらい続いただろうか?あと1年?半年・・・? そんな事は分からないけど、事実は、6月22日が境だったということ。 そこから、ギャンブルとお酒を使っていない。 ただ、ギャンブルとお酒を使わない事は、ほんの始まりに過ぎなかった。 過去、どんなにやめようと、誓っても。 今度同じ事をやったら、後がないと分かっていても。 会社をクビになり、犯罪者になっても。 周りの人たちが、離れていって、孤独になっても。 僕は、ギャンブル、そしてお酒がやめられなかった。 そして、一度使い始めると、必ず問題が起きるまで使い続ける。 やりたくて、のみたくて、仕方がなくなる。 依存症という病気になった、僕の心の奥底にあるもの。 恨み、恐れ。僕自身のコアな部分が病んでしまっていた、事実。 そこに目が行くまでは、僕は闘い続けるしかなかった。 ギャンブルやお酒を使わなくて、手元の状況は変わったが、 僕の惨めな心は、何にも変わらなかった。 なぜなら、僕の心は、ギャンブルやお酒を使う、ずっと前から病んでいたから。 受け入れられたい!認めてほしい!愛してほしい!勝ちたい! そんな欲求とは逆に、努力もせず、とても受け入れ難い行動を繰り返す現実。 問題は、いつだって起こっていました。 僕にとって一番大切な本に書かれています。 「つまるところ、この問題は私たちが自分で自分にもたらしたものだ。 ボトルはほんの象徴にすぎなかった。そうして、私たちは誰に対しても、 何に対しても闘いをやめることにした。そうしなくてはならないのだ。」 3年後。週明けの月曜日。 今日の職場は、朝から大変でした。 書類ミスがスルーして、間違ったまま公式記録になってしまい、客からクレーム。 書類は僕は作成しているので、根本的なミスは僕にあります。 ただ、正直、頭をよぎった。 「所長も主任もチェックしているはずなのに、何で見逃すんだよ!」 「役所も間違いをスルーしてんじゃねぇよ!」 いかに、僕の責任を回避あるいは低減しようか・・・、よぎりました。 しかし、すぐに所長に謝りました。ミスは僕にあると。 そして、今後ミスが出ないようにするため、方策を考えました。 僕は、成長しています。遅ればせながら。 毎日成長していると実感しているし、これからもそうだと確信します。 12ステップを、生活のすべてにおいて実践するなら。 ありがとう!これからもよろしく!!!!! ■
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by mi8_bluesnow
| 2009-06-23 00:00
| 日記
2009年 06月 21日
![]() 霧雨の、みなとみらい。 午前中は、ある場所でステップに関する本の輪読&経験の分かち合いに参加。 テーマは、ステップ2の部分から。 今まで使ってきた解決策、降伏、そして新たな解決策・・・。 親の手を煩わせたくない。‘良い息子’と見られたい。 過剰な程に考えた僕は、本当に言わなきゃいけない事まで隠しました。 「なんで、借金が小さいうちに言わなかったの!」 言えるわけ無いだろ。そんなの‘良い息子’じゃないでしょ。 高校に入り、成績が急降下した時。プライドがズタズタになった。 かといって、勉強をする気にもなれず、朝から夜まで部室に籠った。 「まずは、授業に出る事から始めましょう。」 通知表の言葉を見ても、自分を守るため、籠る事しか考えられなかった。 職場の先輩より、俺の方が面白いアイディアがあるんだよ。 でも、仕事のイロハが分からない。それなのに、負けたくないから聞けない。 「なんで、分からないなら分からないと言わないんだ!」 そんな、聞けるわけないよ。俺の方が上なんだから。 ギャンブルで借金、家のモノを売り払い、ヤミ金に手を出し、犯罪。 一発逆転。しかし一瞬で負け、もうイヤだと泣きながらアパートに戻った瞬間、 「でも、ギャンブルをすることでしか前に進めないんだ。」 どうしようもないよ。盗んだって、仕方ないよ。返せばいいんだろ! ギャンブルを始めるずっと前からでした。 たまに上手く行くと、その1回の成功から目が離れなくなる。 ギャンブルやアルコールを使わなくなっても、生き辛さは変わらない。 ある時、セミナーで生きる力に溢れる仲間に出会った。同じ依存症なのに・・・。 「でも、俺だって、あいつらに負けないくらい、回復してるよ。」 モノやカネ、仕事を追い求め、心の中は置いてけぼりなのに。 諦める事は、勇気が入りました。ずっと、この生き方をしてきたので。 だいいち、ステップなんかやったら、どうなっちゃうの? 自分の今の生活が奪われるの?稼いだお金が埋め合わせに回っちゃうの? 結局、降伏しました。もう、どうにもならないと。 で、どうなったのか? 道が開けました。多くの人たちが、自分の問題を解決していった、その活路が。 生活、奪われていません。 むしろ、職場でも、自助グループの中でも、プライベートの付き合いの中でも、 自分自身を役に立つ道具として捧げる一貫したスタンスの中で、 非常に効率よく、今まで感じなかった幸せな感覚、安定した心持ちで生活しています。 お金、確かに埋め合わせに回しているし、多くの人に金銭の埋め合わせが必要です。 ただ、お金を返す事が目的じゃないし、カラ手形を切るわけにもいかない。 ステップ9の取り組みの中、現状を正直に伝える事で、恐れを取り除いてもらい、 現実に生活をしている自分の出来る限りを捧げさせてもらってます。 降伏することが、今を生きる僕の幸福につながった。 ありがとう!!!! ![]() ■
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by mi8_bluesnow
| 2009-06-21 22:50
| 日記
2009年 06月 16日
ブログのアクセス解析。
「ギャンブル」とか「依存症」がキーワードの大半なのですが、 たまに「弁当男子」が入ってきたりします。 以前に、弁当の写真とか、新弁当箱の写真を載せたからか。 ちなみに新弁当箱、「チン」し過ぎて枠が波打ち、フタがキチンと閉まりません。 気になるのは、弁当男子≒草食系男子という取り上げられ方・・・。 そうかなぁ・・・? 中にはいるでしょうけど。見た目や、具材にこだわって楽しむ、弁当男子が。 しかし、弁当を作らざるを得ない、止むにやまれぬ事情がある人。しかも、中年。 そんな弁当中年が、弁当男子より大勢いるような気がしますが。 あ、僕も弁当中年か。 特に、こだわりや見た目は気にしませんが、最近気に入ってる冷凍食品はあります。 ご飯とゆで卵以外は、基本冷凍食品。安い! ありがとう!!!! (↓ 6個とか8個入りより、月~金で使いきれる5個入りが、実は便利。) ![]() ■
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by mi8_bluesnow
| 2009-06-16 00:42
| 日記
2009年 06月 14日
雨が降りそうで、降らなかった土曜日。
まず、午後イチで行った場所にて、ミーティングの司会。 その後、夕方からは駒場東大前の某場所にて、 ステップミーティングに参加し、経験の分かち合い。 その後、仲間と喫茶店で話し込み・・・。家に帰ったのが23時過ぎ。 密度の濃い1日でした。 パワフルに動いているなぁ、と感じます。その割に、あまり、疲れない。 と言うより、疲れるの意味合いが変化してきていると感じます。 夜のステップミーティングはステップ6。 ステップ6なんだけど、 半年前、僕が今のスポンサーからステップを手渡してもらう直前、 ミーティング中にある書籍の該当部分を読んだときに、 ステップ1の後半の節、「思い通りに生きていけなくなっていたこと」の部分が、 僕の頭の中でガンガンに響き渡りました。 闘っていました。 ギャンブルとアルコールを使わない生活に入った後も。 (僕の回復を)認めてほしい、あいつに勝ちたい、叩きのめしたい!! アルコールの自助グループにメンバーとして属したきっかけ、 初めは「ギャンブルの仲間と一歩違う事をしてるんだ」という、 度を過ぎた、勝ちたい欲求によるもの。 仲間から手渡しでステップを始めた事・・・、これだって、どうなんだろ。 「ギャンブルの仲間と一歩違う事をしてるんだ」という気持ち、 全く無かったと言えば、嘘になる。 度を過ぎた、勝ちたい欲求。 この気持ちを抱えたまま、いろんな所に行きまくり。 遠くのミーティングやセミナーにも出まくり。 で、疲れました。 なにかピンとこない、しっくり来ない。 ステップ4、5を通して浮かび上がる、僕のパターン。 子供の頃。 友達へフレンドリーに接しないくせに、誕生日会に呼ばれないと恨む。 大学時代。 ロクに稽古もしないで、パチンコばかりのくせに、演技の上手な仲間を恨む。 社会人。 先輩に仕事のやり方を聞かずに、我流で失敗して、周りに責任をなすりつける。 僕は、ずっとやってきた。同じパターンを繰り返してきた。 スポンサーの手助けのもと、過ちの本質を徹底的に探り出し、 その後、一人で表を見返す時間。 「これは、手放したい。」 仲間を踏みつけにして、自分の感情的安定を得る生き方。 それをひた隠しにして、表向きの穏やかさを繕う生き方。 そんな生き方への疑問を、心のどこかで感じているけど、フタをする。 だから一層力が入る。勝ちたい!認めてほしい! やる事をやらずに、手元の問題だけしか見てない僕は、 いくらミーティングやセミナーに行ってアピールしようが、 ピンと来ないのは、当然の事でした。 「取り除いてください」と祈り、示された、ステップ7、8、9の中で得たもの。 出来る限り誠実に、仲間に接する。 更に、その後のステップを経て確信した、経験、力、希望のメッセージを捧げる。 この、行動や気持ちの変化が僕にとって大きかった。 僕にとって、勝ち負けは問題じゃなくなった。 あっちこっちパワフルに動いて、さすがに夜は眠くなるけど、 良くない動機で寄り道して、ドキドキイライラしなくて済むから、変な疲れは無い。 これは、僕にとって大きな事でした。 更に、これは、自助グループの以外でも使えること。 職場やプライベートな付き合いの中でも、出来る限り誠実に接する。 自分勝手に恐れや恨みを積み重ねる事が、減ってきています。 ありがとう!!!! ■
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by mi8_bluesnow
| 2009-06-14 01:47
| 日記
2009年 06月 06日
土曜の夜、町田。
隔週でやってくる、ゴスペルクワイアの練習日。 来月の初旬にライブを控えているので、 新曲を中心にした、練習密度の濃い時間でした。 そんな中、ソロを取らせてもらってる曲の練習・・・。 ラストは同じフレーズの繰り返しで、盛り上げていくんだけど、 走り出したら止まらないメンバー(当然、僕も含む。)! 最後に、僕が右手を挙げ、人差し指で「あと1回」ポーズ。 これをお約束にしましょうという事で、曲スタート。 ラストフレーズの繰り返し・・・、 ん?みんなが僕を見ている。なんだ・・・? もうそろそろ「あと1回」を出せって言おうとしてるのか? で、僕が「あと1回」ポーズを出したんだけど、 スパッと終わらない、変な感じの終わり方。 そしたら、メンバーが笑いながら、 「ずっと人差し指突き上げてたから、どれが本当の‘あと1回’か分かんないよ!」 そうか!そりゃあグダグダな感じで終わるわけだ。 テンションが上がると、思わず手を挙げたり、指を天に突き上げたりします。 いつもの事だから、全然気づきませんでした。 自分では、分かりやすいジェスチャーをしているつもりだったけど、 教えてもらわないと、分からないもんだなぁと、気づかされました。 自分の事が一番分かっているのは自分だ。 というより、他人にとやかく言われたくない、ナメられたくない、負けたくない。 だから、「アンタに何が分かるんだ!」「自分を一番知ってるのは自分だ。」 そうやって、大切な関わりを断ち切る生き方を続けてきました。 間違った解決方法を盾に、ズンズン突き進みます。 2つ目の会社にいたとき、よく言われました。 「お前、目がイっちゃってるよ。」 借金、盗み、警察沙汰、ままならない生活、仕事、人間関係。 しかし僕は、ギャンブルで勝って、悪循環をひっくり返すと真剣に思ってました。 目がイっちゃってると言われ、トイレに駆け込み、鏡の前に立ち、 「俺は大丈夫だ。こんな所でコケる訳にはいかない。」 そう言い聞かせます。自分自身に。 ・・・・・・そうか、たとえ教えてもらっても、僕は気付かなかった。 ギャンブルとアルコールを使う生き方に行き詰まり、 更にアディクションを使わないのに苦しい生き方に行き詰まり、敗北を認めました。 それは、自助グループのセミナーや、12ステップを扱う集まりに参加して 「この行程を労を惜しまず念入りにやっている」人達の体験談、 その人達から溢れ出る生きるチカラを、目の前にした時。 同じ依存症の人間なのに。なんでだ?なんで違うんだ? 気付かされ、そこから数ヵ月後、僕は‘この行程’に縋りつきます。 そして、今、 簡単に途を逸れてしまいそうになる僕を、戻してくれる。 僕の理解した神が、様々な方策で、僕に気づきを与えてくれる。 僕は、安心して、委ねていればいいんだ。 そして、指し示してくれた途を、歩いてゆけば、いいんだ。 ありがとう!!!!! ■
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by mi8_bluesnow
| 2009-06-06 23:59
| 日記
2009年 06月 05日
![]() 木曜日の夕方。 以前より関わりのある、某施設の会議がスタートするのを待ちながら、 買ったばかりのケータイ内蔵カメラで1枚。 まだまだ時間があるので、バッグから、一番大切な本を取り出します。 会議の後、21時過ぎにギャンブルに問題を持つ仲間と会う約束をしていたので、 少しばかり‘復習’の意味も兼ねて読んでました。 「成長するには、どこかで始めなければならなかった。」 約束をした仲間は、ギャンブルをやらない生活を半年続けている中、 どうして生きていけばいいのか分からない、と、 先週のミーティングで、話をしてくれました。 ギャンブルを止める・・・、正確には、止めざるを得なくなるのですが、 その行動だけで、確かに、変わります。確かに。 借金をしなくなる、電気ガス水道が停止されずにすむ、食事がキチンと取れる、 ほったらかしの虫歯を治療する事が出来る、カネやモノを盗まなくなる、 今まで気に留めなかった風景に目がいくようになる、仕事をクビにならない。 確かに、大切なこと、だと思います。そして派手。分かりやすい。他の人の目にも。 ただ、これだけの事を体験して・・・、どうだった? 僕は、少なくとも僕は、何も変わらなかった。 心の中は、いつでも満たされなかった。ギャンブル真っ最中の時と同じように。 よく、ギャンブルを止めて変わった点として、「ウソを付かなくなった」と聞きます。 僕もミーティングでは、同じような事を言っていたけれど・・・、そんな事はなかった。 自尊心の低さや不誠実な行動を、恐れや恨みにすり替え、自分を見つめない。 周りの仲間との‘回復レース’に勝つための、偽りの穏やかさアピール。 そして、心の未熟さにフタをして、派手で分かりやすい回復アピールに専念する。 目に見える、手元の状況の変化だけを追い求め、嘘だらけの心はほったらかし。 そりゃあ、行き詰るよ。今ならそう思えます。 「必要な力が無かった」 敗北を認めた僕の目の前に、ずーっとシカトし続けた道具一式がありました。 変える必要があるのは、目に見える、手元の状況なんかじゃなかった。 深い、コアな部分。自分の生き方の根幹にかかわる部分だった。 自分の力では、どうにもできない部分が病んでいた、事実。 夜、仲間との会話は、12時近くとだいぶ遅くまで。 ギャンブルをやめてもなお苦しむ彼に対して、僕は、僕の体験談を話しました。 自分の問題、その解決策、それをやった結果、僕の身に起きた事。 話戻って夕方。 大切な本の一節。 「成長するには、どこかで始めなければならなかった。」 すると、窓の外、曇り空の隙間から、太陽が顔を覗かせました。 これでいいんだ。僕はこの生き方をするんだ。 色々なところで、職場でも、関わりのある某団体でも、仲間にも、 何ら変わることなく、自分を道具として捧げる。 そして、その向こうに見える、幸せ。 これで、いいんだ。 ありがとう!!!!! ■
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by mi8_bluesnow
| 2009-06-05 23:55
| 日記
2009年 06月 03日
仕事終わりに、またまた神奈川の端っこへ・・・。
まぁ、月に2回は行くのですが、ともかく遠い! 職場から1時間半近くの距離、理由が無いと、こんな所に行きません。 自分にとって、大切な時間が過ごせる場所。 そして、僕のスポンサーと会う時間でもあるのです。 一通りステップを手渡して貰って、スポンサーと会う回数は減りました。 ただ、僕は、ステップを道具として使い始めたビギナーなので、 時に判断に困り、対処するステップの使い方もままならない時があります。 そんな時は、スポンサーに話をします。そしてアドバイスを得ます。 今日は、僕のステップ9について、話をしたところ、 「目の前の問題を見ずに、先の方に気を取られている」事を気付かされました。 まず、できるところから。 今まで9をやってきても、ふとした瞬間、やり方を逸してしまいます。 これが、僕の中の強力な自我で、これが問題を巻き起こしてきました。 アディクション真っ最中の時、それ以前、そしてアディクションが止まった後も。 僕は人の意見なんて聞きませんでした。 「自分のやり方がイチバンだ、オレに意見する奴ふざけんな!」という思い。 家族内でも、会社でも、友人関係内でも、同じ事でした。 それでいて、問題を起こすと、僕は周りに責任をなすり付けます。 結局、自分がどうにもならなくなり、生きる事に行き詰まった事を認めるまで、 僕は自分の考えにしがみ付き、生きるしか方法が無かったのです。 今、職場では、上司のアドバイスを聞きます。そして出来る限り活かします。 なぜなら、僕は経験が浅いし、学ぶべき所が多いから。 (当たり前のこと・・・? 僕にはそれが出来ませんでした。) 全くイライラしないか・・・? そんな事はなく、上司の意見に過敏になる時があります。 そんな時は、ステップを使います。 少しでも、職場において、より良い道具となるように、具体的な行動が取れます。 人の意見を聞く、そして改良の余地がある部分は、改良してみる。 アディクションを持った仲間内でも、職場でも、どんな所でも、同じ事です。 ありがとう!!!! ■
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by mi8_bluesnow
| 2009-06-03 23:31
| 日記
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